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1日目 July 6 飛行機は午前中のうちにシドニーに着いた。ここが南半球のオーストラリアか。ずいぶんと遠くまで来たものだ。 先ずはタクシーを拾うことにする。しかし30キロの登山用ザックと20キロの自転車、合計50キロの巨大な荷物が邪魔をした。荷物が大きいから乗せられないというのだ。必死のアピールでようやく数台目のタクシーに滑り込み、友人から話しに聞いていたCB PRIVATE HOTELへ向かった。 ホテルは空港から30分ほどのところあった。もちろん予約などしてはいなかったが、運よく1泊22Aドルの部屋が空いていた。椅子がひとつと、妙にスプリングの効いたシングルベッド。それがこの薄暗い部屋の全てだった。 台北、シンガポール、メルボルンを経由した20時間以上の長旅でさすがに疲れていた。倒れるようにベッドに横になると、そのまま意識が遠のいていった。 (C.B.Private Hotel,Sydney) これが私にとって初めての海外旅行でもありました。2日目 July 7 気が付くともう次の朝になっていた。昨日の午後から・・あれからずっと眠り続けてしまったようだ。 この旅を実現するために、ここへ来るために3年間働いた。そうして貯めた100万ちょっとの資金。オーダーメイドの自転車と航空券を調達し、残額を全てトラベラーズチェックに替えた。これで少なくとも半年、うまくいけば1年この国で過ごすことが出来るはずだ。会社も辞めた。自分の全てをこれに賭けるつもりだ。資金が無くなるまで帰るつもりはない。 さあ、仕事に取りかからなければならない。ベッドの脇の狭いスペースで、分解して待ってきた自転車を組み立てるのだ。飛行機で多少のキズは付いていたが大きな問題はなさそうだ。自転車は次第にキャンピング車になっていく。 それにしても、窓から見上げる空の青さは異常なほどに鮮やかだ。 (C.B.Private Hotel,Sydney) 最初は自転車で周る計画でした。3日目 July 8 旅を始める前に、ここシドニーで手に入れなければならない物が色々ある。飲料水用のタンクやコンロの燃料、詳しい地図、それから生活道具などだ。旅の基本は現地調達、だから用意せずに日本を出た。 これらの物を探して、シドニーの街を一人さまよう。アウトドアショップ、本屋、スーパー。ここで見る全ての物が日本とは違い、興味深い。 CB PRIVATE HOTELも今晩で3泊目になった。 (C.B.Private Hotel,Sydney)
4日目 July 9 自分もただの日本人観光客に変わりはなかったのですが・・・5日目 July 10 急に右足の足首あたりが痛みだした。歩くことが苦痛なほどだ。ちょうど以前に骨折した部分だ。数年前にオートバイで車と接触し、救急車で運ばれたことがある。その時に右足のくるぶしを骨折した。 そんな古傷が痛みだしたのだろうか。ここ数日シドニーをずいぶんと歩き回ったことが原因なのかもしれない。痛みは夜になっても収まらなかった。 これが治るまで自転車には乗れない。時間はある、出発を延ばすしかないだろう。 (C.B.Private Hotel,Sydney)
7日目 July 12 思ったように歩けないということは、本当に不便でじれったいものでした。8日目 July 13 不思議なことに、それは突然という感じで起こった。 歩いている最中に・・・ジョージストリートの横断歩道を渡っている途中で、あの3日間痛んだ足がスッと軽くなった。こういうのを奇跡とでもいうのだろうか?いや、そんなことはないだろう。 とりあえず、これなら行けそうだ。 (C.B.Private Hotel,Sydney)
9日目 July 14 ようやくこれで、自転車での出発ができそうです。 |